絆

失われた時を求めて

杉内健二（すぎうちけんじ）

記憶喪失の男と家族との関係に悩む男。
二人の男の物語はやがて一つにつながっていく。

記憶を失い、見知らぬ街で働き始める中年男「飯島」。同僚たちに支えられて二年以上を過ごすが、ある日、突然、過去がフラッシュバックする。一方、大手スーパーマーケット本社に勤める「順一」は、職場で冷遇され、子供二人は事件を起こし、妻ともすれ違う。感情が抑えられなくなったとき、彼はナイフを手に……。交錯する男の生き様を通し、「家族」と「命」をの本質を問う長編小説。

定価：1,540円 (本体 1,400円)

判型：四六並

ページ数：248

発刊日：2014/10/15

ISBN：978-4-286-15611-8

ジャンル：小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

●杉内健二（すぎうちけんじ）
東京都世田谷区生まれ
東京都立大学附属高等学校、日本大学文理学部英文学科卒業
ファッション業界でのサラリーマン生活を経て現在に至る
神奈川県川崎市在住

●カバー絵／瀬川智貴（せがわともたか）
東京都生まれ
東京都立大学附属高等学校卒業
東京藝術大学油画科卒業
1994年に目黒区の美術（目黒区美術館）、1998年に上野の森美術館大賞展（上野の森美術館）、その他伊勢丹本店、阪急うめだ本店、
三越各店などで個展開催
現在、無所属
明星大学非常勤講師

※この情報は、2014年10月時点のものです。