【文庫】怨み節 死神幻十郎
百化けの歌次、四つ目屋の鬼八と共に
居酒屋あるじ殺しを探す闇の刺客人の前に巨悪が!
死神幻十郎は、配下の百化けの歌次、四つ目屋の鬼八とともに、左手首に白い数珠をはめた、居酒屋あるじ殺しの下手人を探していたが、事件の背景の思いがけない巨悪の存在につきあたる──。どうやら、ある藩が江戸藩邸に二千両の御用金を搬送中、強奪された事件に端を発していたのだった。巨悪の陰謀を知った闇の刺客人は、永き怨念を晴らすため、その復讐に向かった!!