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教師としてもっとも充実していた時期に発病して休職を繰り返し、ついには退職せざるを得なかった「彼」の半生を描いた作品である。「彼」の悩みや苦しみ、家族や同僚たちの支えなどがていねいに描かれており、自分で自分をどうすることもできないもどかしさや焦りがよく伝わってくる。
現在、「うつ」などの「心の問題」を抱えている人は多い。勤務先の同僚たちや管理職の対応、雇用の問題など、当事者でなければなかなか知ることのできない事柄も少なくない。「心の問題」で苦しみ、退職を余儀なくされた著者の体験を具体的にくわしく記述したこの作品は、似たような悩みを抱える当事者のみならず、その関係者たちにとって、貴重な作品と言えるだろう。 |
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