突然、友達がいなくなった―――。 最初はたいして気にしていなかった「ぼく」。しかし、普段のまじめな彼の行動から、何かがおかしいと感じ、必死になって探し始める。彼を心配する仲間たちと出会い、刺激を受け、お互いに成長していく中で、彼は長い間続いていた壮絶ないじめを断ち切り、みんなの元へ帰ってきた。 未来に悩む「ぼく」達の、ほろ苦い青春。夢と現実の間で、葛藤しながらも、仲間に支えられながら、誰もが一歩ずつ前に進んでいく。 自分以外の誰かを思いやるという、現代社会に欠けつつある、あたりまえの心を再認識させてくれる、優しさに溢れたストーリー。 |
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1974年(昭和46年)2月、大阪府に生まれ宮崎県で育つ。 「詩人会議」会員。「詩人会議」グループ「風歌」会員。 かねてから小説家になるという夢を抱きつつも、父親に反対されたため大学卒業後に失踪。しかし、小説発売が決まり和解し、2002年、『オルゴール』(文芸社)でデビュー。インターネットなどを中心に、若い世代からの圧倒的支持を得る。以降『星空マウス』『ピエロで行こう』(共に文芸社)、『たった一人でがんばっている君へ 「いじめ地獄から抜け出せた僕の方法」』(大和出版)を発表している。社会問題でもある「いじめ」をテーマに、一貫した創作活動を展開し、小説だけでなくラジオ出演や講演活動もしている。
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