陸海元トップだからこそ語れるリアルな「国防」がここにある!
岐路に立つ自衛隊
元統合幕僚会議議長ともと陸将の2人が、複雑に絡み合う問題を、現行憲法の制定までさかのぼってわかりやすく解説する。憲法解釈の変更、集団的自衛権行使解禁、米軍基地問題、そして緊迫の度を強める東アジアの国防。永田町に籠る政治家ではなく、長年現場をみてきたプロフェッショナルだからこそ語れる現実は、日本人必読の書。
夏川和也(なつかわかずや) 1940年山口県出身。 1962年に防衛大学校を卒業し、海上自衛隊に入隊。 1996年に第22代海上幕僚長、1997年に第22代統合幕僚会議議長に就任。 1999年に退官。 現在は水交会相談役を務める。
山下輝男(やましたてるお) 1946年鹿児島県出身。 1969年防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊に入隊。 富士学校副校長などを経て2001年に第5師団長(陸将)に就任。 2004年に陸上自衛隊を退官するも、多くのNPO法人を通して平和と安全についての活動を続ける。