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それぞれの出版体験

プロ作家になる夢があります

山崎 英和さん

山崎さんは、高校2年生の時に学校で募集していた文芸コンクール用に短編小説を執筆したことがきっかけで、文章を書く面白さを感じ、将来作家になりたいと思い始めた。
『今も僕らは歩いている』は、高校生から大学生の現在までのコンクール出品作を集約した、短編集だ。出版プロデューサーからの客観的な言葉をもとに作品を書き直すうち、段々クオリティが高くなっていくのを感じ、一冊の本としてまとめたいという想いが強くなった。
編集作業はEメールのやりとりで進んでいった。「編集さんには沢山指摘をもらいました。表現を変える際に細かく理由や、あえて書かない方が良いことなどの助言も受け、学ぶことの多い良い経験になりました」
山崎さんは短編小説を書く時、ぱっと浮かんだ結末へ向かって文章を組み立てていく。自身と立場の違う人々をリアルに描き出すコツは、場面を写真のように思い浮かべることだという。「読者が共感を持てるように」と、どの作品のテーマも日常生活。どこかに存在していそうな主人公の、日常の中で変化する心情が優しく表現されている。 出身地である島根の新聞やテレビの取材も、本の認知度を上げたいと、積極的に受けた。現在は地元を離れているため、実際に目にすることはなかったが、家族や知り合いから反響が届いたという。
「出版をして、数多くの書籍が刊行される中で、自分の本の存在を知ってもらうことの難しさを感じています。しかし、本が出来上がった時や書店に並んだ時の喜びは何事にも代え難いです。出版を機に色々な人に出会い、中高の友人にも再会できて、本当に良かったです」と生き生きと語った。
現在大学4年生。就職活動の準備をしつつ、プロ作家になる夢も持ち続けている。

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