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それぞれの出版体験

歴史に埋もれた郷土の偉人をもっと知ってもらいたい

前 壽人さん

前さんは、定年後にできた時間を執筆に充て、今年2016年3月に2作目を出版した。刊行した2作はともに「郷土である和歌山県のあまり知られていない偉人を世の中の人に知ってもらいたい」という想いから書いたものだ。
1作目の『明恵(みょうえ)さん』は明恵上人と呼ばれる、和歌山県出身の僧について。2作目の『第三の男傑(おとこ)』は、前さんの出身高校である和歌山県立耐久高校の前身「耐久社」の創立者であり、ヤマサ醤油7代目当主として知られる濱口梧陵を書いた。どちらの作品も、自身が興味を持ったことを調べ、書いていくうちに「私の郷土にはこんなにも素晴らしい人がいたのか。あまり知られていないのはもったいない」と感じ、出版への想いが固まった。
今作の執筆期間は約1年。wordで270ページほどになった。参考資料として、文献以外にも和歌山県の地元の語り部から資料を見せてもらった。「現地に行くと意外なものが出てきて、特に語り部の資料には濱口梧陵の生い立ちから、安政南海地震時の津波で大被害を受けた多くの村人の命を救ったこと、もう二度と起きないようにと堤防を作ったエピソードなど、活躍の記録が残っていてとても参考になりました」
出版後「電車に乗っている時、前さんの本を読んでいる人がいたよ」と友人に言われ、本は流通することで、全く知らない人が自分の作品を読んでくれることを改めて実感し、喜びを感じたそうだ。
また、本をヤマサ醤油の社長へ持って行ったところ「会社で何十冊か購入させてもらうよ」と喜んでもらえた。「やはり人に認めてもらえることは嬉しいですね。世の中の人に知ってもらいたい想いから出版に至ったので、重版された時も嬉しかったです」
次作については「時間があったらもう1作くらい書いてみようかな。また私の郷土のあまり知られていない偉人に焦点を当てた、郷愁を感じられるものを書ければ」と語った。
終始朗らかで、郷土愛にあふれている前さん。その想いを本に託している。

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