新装版 日記に見る太平洋戦争
著名人の日記で検証する太平洋戦争。
戦後60年。戦争を風化させないための一冊
(社)日本図書館協会選定図書
本書は、永井荷風、古川ロッパ、大佛次郎、徳川無声など、各分野で活躍する人たちの日記をベースに太平洋戦争を検証している。1941年太平洋戦争勃発時、著者は小学校3年。それから1945年8月の終戦に至るまでの5年間、戦争は日常であった。国家が戦争へ戦争へと傾いていく中で、国民と生活はどうなっていったのか、著名人の目にはどのように映っていたのか……。日記は当時の国家、国民の暮らしぶりを淡々と綴っているだけに残酷さ、悲惨さ、無念さが鮮明に浮き彫りにされる。戦争という日常がどんなものか胸に刻み込ませる一冊!