5円玉のペンダント
南国の島に赴任してきた小学校教師の
淡い恋と現代の教育事情を描く小説。
鹿児島市内の小学校から種子島の学校へ転勤してきた村田真太郎は、島の生活に身も心も洗われるような気分に浸っていた。だが、学校内では校長と教頭の陰湿な管理教育から子どもたちを守ろうと、心を砕く毎日だった。ある日、同僚の教師からスキューバダイビングに誘われるが、なぜか海に潜ることができない。高校生のときの“事件”がトラウマになっていたのだ──。南の島に赴任してきた小学校教師の淡い恋の思い出を描いた小説。