中年夫婦のおっかなびっくり山歩記
ごく「フツーの夫婦」が50歳を過ぎてから
始めた山歩きの楽しさが伝わエッセイ集。
50歳を過ぎてから始めた夫婦二人の山歩きで著者は、登山について「高山でも低山でも山にはそれなりに遭難しそうな難所が必ず何カ所かあるということ」を知り、「目的とする山の頂上と登山口との標高差、及び登山口から頂上までの水平方向の長さ、道のり」が、登山の(難易度ではない)たいへんさであることを学ぶ──。大菩薩嶺や乾徳山、鳳凰三山など、2000メートル級を中心に全9山の登山記録をまとめた山歩きエッセイ。