もう一輪の花

小堀宗慶 (こぼりそうけい)
遠州茶道宗家

茶道家として生きてきた半生を振り返りつつ
失ってはならない「和の心」を綴った一冊。

徳川将軍家の茶道指南役を務めた江戸初期の大名茶人・小堀正一(遠州)を流祖とする遠州流茶道。その宗家が、父母の想い出、戦時下での青春、死と隣り合わせの日々を送ったシベリア抑留など、現在までの来し方を振り返り、人生において影響を与えられた一期一会の想いを語る。「茶の道とは五百年の伝統芸術であり、人間形成と世の為になることが義務と考えてもよいだろう」──と語る著者が、茶の心だけでなく、日本人としての心の在り方を熱く語った珠玉の一冊。

定価:2,200円 (本体 2,000円)

判型:四六上

ページ数:288

発刊日:2004/12/05

ISBN:4-8355-8218-7

ジャンル:伝記・半生記 > 半生記

著者プロフィール

大正12年1月14日、遠州茶道宗家11世小堀宗明の長男として生まれる。昭和18年、東京美術学校(現東京芸術大学)在学中、学徒出陣にて満州に従軍。終戦後シベリアで4年間の抑留生活を送り、昭和24年9月に復員。昭和25年、音羽護国寺において、遠州公嫡子大膳宗慶公の号を襲名。昭和37年、12世を継承。平成13年元旦、長男に13世家元を継がせ、二男を家元主鑑とする。現在、遠州茶道宗家として13世家元の後見はもちろん、「国民皆茶」をモットーに、茶道本源に関しての研究を始め、建築・造園の指導並びに芸術・工芸の分野においても幅広く活動している。特に名物裂の研究は有名であり、茶花に関しては当代随一といわれる。書もまた、藤原定家の流れをくんだ「定家様」の第一人者として定評がある。平成4年10月、永年の文化功労に対して、都知事表彰を受ける。また平成5年には勲四等旭日小綬賞を受賞する。財団法人小堀遠州顕彰会理事長、東京茶道会理事長、茶道遠州会最高顧問、財団法人林原美術館理事。

メディア情報

  • 専門誌(紙)

    2005年05月01日

    「庭」で紹介されました。

  • 専門誌(紙)

    2005年05月01日

    「茶道文化」で紹介されました。

  • 専門誌(紙)

    2005年04月04日

    「フジサンケイビジネスアイ」で紹介されました。

  • 新聞

    2005年04月03日

    「日本海新聞」で紹介されました。

  • その他

    2005年03月05日

    「繊研新聞」で紹介されました。

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