光の夢、花の輪舞
フランスを舞台に描く、日本人男女の
運命的な恋の物語。鬼才が贈る待望の第2作。
かつて一度だけ愛しあったことがある男・三品哲の消息を求めて、亜紀はフランスを訪れた。手がかりは、たった一枚の絵はがき。異国の地でステンドグラス職人をめざし、修行に励んでいた哲の足取りは杳として知れない。しかし、運命は確実にふたりを導き、思いもよらぬ秘密が明らかになっていく。前作『金色の深い森』で高い評価を得た著者が満を持して贈る、多彩な魅力にあふれた珠玉の恋愛小説。