落ちこぼれゴケ道
「カッコワルイ自分も愛してやろう……」
この境地に行き着くには長い年月が。ところが……。
阪神淡路大震災による夫婦双方の実家の全壊、夫の永遠の旅立ちなど、心のダメージを受ける出来事。ところがどっこい、そこは関西の乗り。「人生一度しかない」を胸に、明日をポジティブ生きる著者が、その心象風景を、「何とかなるさ」「復活」「女が元気な理由「犬と子供」「動物園へ行こう」「シラガヌキ隊」「公僕」「庶民の贅沢」「物は考えよう」「縁」「もう一つの本」の11編の軽妙洒脱なエッセイで描く。