一期一会 伊達の警察医日記
この物語で、検視の世界を覗いてみてください。
決して他人事ではありません。
テレビドラマでよく目にする事件現場での鑑識さんの姿。実際には、地味で待ったなしのきつい仕事です。県警から嘱託された警察医として、そうした警察官と接しながら、彼らの活躍に感謝することになっています。併せて、その多くが、初めてお会いした時が最期の検死という辛い現実から、お亡くなりになった方の生きていた時を想い、何かを残したいと思って書き起こしたのが本書です。