新潟のメチル水銀中毒症

その教訓と今後の課題

齋藤恒 (さいとうひさし)

新潟の水俣病も集団食中毒だった。
患者に寄り添ってきた医師による第二水俣病の真実。

平成29年11月、新潟水俣病の行政訴訟で、東京高裁は一審判決では認められなかった2人を含む9人全員を認めるよう新潟市に命じた。患者側の逆転全面勝訴である。しかし、そこに至るまで半世紀。あまりにも長すぎる年月。そもそも熊本の悲劇はなぜ繰り返されたのか。水俣病対策会議の初代議長として、患者の心に寄り添ってきた医師による「第二の水俣病」の真相と深層。

定価:1,540円 (本体 1,400円)

判型:四六並

ページ数:320

発刊日:2018/05/15

ISBN:978-4-286-18448-7

ジャンル:社会・ビジネス > 社会 > 社会

著者プロフィール

1930年、新潟市生まれ。
1955年、新潟大学医学部卒業。
1956年から1962年まで新潟大学小児科学教室在籍。
1962年10月から勤労者医療協会新津診療所に勤務。
1964年1月から勤労者医療協会沼垂診療所長。
1976年4月〜1993年、木戸病院院長。
1993年〜2004年、木戸病院健診センター長。
2004年7月1日、木戸病院を退職し、名誉院長となる。
現在も木戸病院にパート勤務。
木戸病院では当初より水俣病患者の診療に取り組む。

■運動歴
1965年〜1970年、民主団体水俣病対策会議議長。
1970年〜1976年、新潟水俣病共闘会議副議長。新潟水俣病第一次訴訟、補佐人、新潟水俣病行政不服訴訟、新潟水俣病第二次訴訟の医師団長。新潟水俣病第三次訴訟、新潟水俣病行政訴訟の原告側証人。

■著書
『新潟水俣病』(毎日新聞社、1996年)
“Niigata Minamata Disease”(新潟日報事業社、2009年)

■受賞歴
第2回田尻賞(1993年7月3日)
久保医療文化賞(2005年2月26日)

※この情報は、2018年5月時点のものです。

メディア情報

  • 新聞

    2018年08月25日

    「長岡新聞」で紹介されました。

  • 新聞

    2018年06月17日

    「新潟日報」で紹介されました。

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