新潟のメチル水銀中毒症
その教訓と今後の課題
新潟の水俣病も集団食中毒だった。
患者に寄り添ってきた医師による第二水俣病の真実。
平成29年11月、新潟水俣病の行政訴訟で、東京高裁は一審判決では認められなかった2人を含む9人全員を認めるよう新潟市に命じた。患者側の逆転全面勝訴である。しかし、そこに至るまで半世紀。あまりにも長すぎる年月。そもそも熊本の悲劇はなぜ繰り返されたのか。水俣病対策会議の初代議長として、患者の心に寄り添ってきた医師による「第二の水俣病」の真相と深層。