社会から抹殺される母親たち
管理下に置かれて、操られて、お金を吸い上げられて─なぜそれらがこのまま続くのを許してはならないのか
母親であることで人生の大切なものを奪われている女性たちの
声なき声を代弁した書。
多くの女性たちにとって妊娠はマイナスを意味する。仕事で、経済的に、そして社会的に。次の子どもを産む毎にその傾向は強まる。子どもはとてもほしいが、産めばその傾向に巻き込まれる。母親であることに根本的に敬意が払われる時代は終わったのである。母親であることで人生の大切なものを奪われているすべての女性たちの声なき声を現代ドイツ文学の新鋭が代弁した書。