俳句時々晴れ
絶滅寸前の季語を使って百句の作句。
はたして、無事にできるのか? 俳句と自解の本。
星の歌滅びに瀕す季語に逢ふ──俳句は面白い。しかし難しい。俳句の基本は季語を知ることであるが、確立が古い時代ゆえに、到底現代の生活からは想像すらできない季語もあったりする。そんな絶滅寸前の季語を使って百句作ったのが、この本である。凡人でもコツコツ作って、偶さかに秀句を生む。それが俳句の面白さである。それがわかっていただけたら、こんなにうれしいことはない。