僕はうまれた
アル中になった叔父との25年
複雑な家庭に育った著者が、
依存症の叔父との生活をへて自分の道を見つけるまでを描く。
ろくに寝ず働き詰めの母、酒を飲んでは暴力ばかりの叔父、変わったことばかりする伯母。僕は本当は、生まれてこないほうが良かったんじゃないだろうか? 大阪の花街で非嫡出子として生まれ育った著者。事故の後遺症で脳に障害がある伯母との暮らしに慣れたころ、アルコール依存症の叔父が転がり込んできて……叔父の暴力に怯える日々をへて、見つけた自分の道とは?