忘れ形見は叔父と暮らす
あなたが優しいのは、ぼくがお母さんの息子だから。
そのことがどこか寂しいのは何故?
あなたが優しいのは、ぼくがお母さんの息子だから? 中三の真白は両親を亡くし、母の弟と暮らすことに。叔父とはいえ初対面の人物と生活することに、緊張し気を遣う……と身構えていたのだが。「御早さんはぼくのこと、甘やかしすぎだろっ」御早と過ごす時間が心地よく、くつろぐ真白だが、ある時から、暗い感情が真白の中に芽生えてしまう。そして……。大切な人、好きな人といることって?