裏切りと苦悩のはざまで
1980年代、グローバルに活躍する日本の外資企業を舞台に、
男たちの人間模様を描く。
1980年代のある日本の外資系企業を舞台にした社会派小説。半導体業界の景気変動に揺り動かされながら、世界を相手に調略戦を仕掛ける企業戦士たち。たった一つの判断の違いで、明暗が分かれる厳しいビジネスの世界をリアルに描く。経営者として、一社員として、その家族として、それぞれの立場での葛藤や苦悩、思惑も複雑にからみ合う。自分が下した決断は、天国なのか地獄なのか……。