海鳴りと砂塵
讃岐高松藩の幕末維新から清末の動乱へ
松平頼該と劉錦棠、日本と清朝。
東アジアの怒涛の近代史を大胆に描いた壮大な歴史小説。
日本の幕末維新、清朝も末期となり、西洋列強からの圧力で急激な近代化の波に混乱をきたしていた。その時──。讃岐国高松藩の藩主一門 松平頼該【まつだいらよりかね】と清朝末期の軍人 劉錦棠【リュウキントウ】。国と義を守る二人の漢が立ち上がる。そして彼らを繋ぐ“絆”とは──。東アジアの怒涛の近代史を大胆に描いた壮大な歴史小説。