葡萄茶色のパスポート
舞台はアメリカから中東そして北欧へ。
一外交官の軌跡と知られざるその仕事を描く。
1977年外務省に入省した著者が初めて在外公館に赴任したのはアメリカのポートランド。以来、裏方業務の「電信」「会計」「文書」「領事副」などを担当する官房要員として、都合9ヶ国で勤務した。行った先々で出会った個性的な上司、同僚、現地スタッフ。異なる文化、習慣。でも、どこでも変わらない外交官の仕事。一外交官の軌跡と、知られざるその仕事、非日常的日常を描く。