夢の山河
複雑で過酷な生い立ちにめげず、
現在の穏やかな老後を手に入れた著者の自叙伝。
養父母に預けられ、小学校入学前から家事一切をやらされて育った。朝早く竈でご飯を炊いても、与えられるのは残飯だけ。養母や養父母の実子の機嫌を取りながらの生活は、気持ちをすり減らしていった。働き始めてからも、養家からの搾取は続き、結婚してからも養母の干渉が……。複雑な生い立ちと過酷な生活にめげず、人生を歩み続け、現在の穏やかな老後を手に入れた著者の自叙伝。