竜樹諒(たつき諒)最新作『天使の遺言』を6月15日(日)に刊行!

2025年05月21日 書籍紹介

来たる6月15日(日)、竜樹諒(たつき諒)による新作『天使の遺言』を刊行いたします。「大災害は2011年3月」──表紙に書かれたこの一文により、東日本大震災以降、大きな話題となったベストセラー『私が見た未来』の著者が、自ら納得できる内容を残したいと考え本作を書き下ろしました。さまざまな誤解、なりすましのニセモノの暗躍、そして昨今話題沸騰の『私が見た未来』に書かれた「本当の大災難は2025年7月」の真の意味とは? 自分自身の“つくられた過去”を払拭するために、竜樹諒本人の肉声を詰め込んだ一作となっています。

竜樹諒最新作『天使の遺言』刊行の経緯

少女漫画家として活躍していた竜樹諒が、漫画家生活最後の記念として『私が見た未来』を出版したのは1999年のこと。それから十余年、同書はにわかに注目を集めることになります。理由は、表紙に「大災害は2011年3月」と記されていたことから。「東日本大震災を言い当てた本」として話題になった結果、作者を装うなりすまし男までが現れ、荒唐無稽な妄言や「5の法則」などを勝手に広め大きな騒ぎに発展します。

さらには絶版だった単行本が、ニセモノの手により復刊されることに。それを知った竜樹諒本人は出版社に名乗り出て、ニセモノが流布した「富士山噴火」などの偽情報に対処するため、自らが取って代わって急遽『私が見た未来「完全版」』の制作に着手。その当時、ニセモノに踊らされ誤報を流しつづけていたテレビやメディアも、のちに謝罪と修正に追われたといいます。

しかし「完全版」が出版されたあとも、SNSなどで誤情報を拡散する人々はあとを絶ちません。ニセモノや怪情報を駆逐すべく刊行したはずの『私が見た未来「完全版」』も、帯に書かれた「本当の大災難は 2025年7月にやってくる」の言葉がセンセーショナルな形で独り歩きするばかり。こうした状況を憂い、自らが本当に伝えたいことを書き残すべく、竜樹諒は最新作『天使の遺言』の執筆・出版に踏み切ることになりました。

書誌情報

書名:天使の遺言
著者:竜樹 諒(たつき りょう)
定価:1,650円(税込)
判型:A5判並製
ページ数:216ページ
発刊日:2025年6月15日
ISBN:978-4-286-26254-3
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取扱書店

◯インターネット書店
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◯全国の各書店実店舗
6月14日(土)ごろより順次発売
※店頭在庫がない場合は書名やISBNにてご注文いただけます。
※流通の状況により発売が遅れる書店もございます。

『天使の遺言』刊行に寄せて 〜本著「はじめに」より抜粋

 2021年6月、昔の単行本が「復刊」されるという予告を見た私はびっくりして出版社へ連絡しました。私は単行本のカバーに「噴火した富士山」のカットを描いていたのですが、なりすまし男がそのカットについて、「富士山は8月に噴火する」と勝手に虚言をまき散らし、それに世間が騒いでいたためだそうです。

 私(本物のたつき諒)が名乗り出たことで、出版社は大慌てで作り直しを始めました。本当に噴火するかどうかの前に発表しなくては、と慌てたようです。
 テレビやマスメディアも、ニセ情報に踊らされるようにユーチューバーへのインタビューなどを企画していたようですが、お詫びと撮り直しに奔走しました。
 名乗り出てから数か月という短い期間で、『私が見た未来』は「完全版」として出版されたのです。結果的に出版社の意向中心で出版されてしまったことに、不本意な思いもありました。
(中略)
 その後、次回作の出版の話もありましたが、当然のことながら、どの出版社も売れる本を出したいのですから、「それだと売れない。こうしたほうが売れる」というような商業主義的な作品づくりになりがちです。
 私としては、これまで書けなかった体験なども含めて、家族のことや漫画家としてデビューする以前のことなど、自分が納得できる内容を残したいと考えていましたので、自費での出版を決めました。

『天使の遺言』もくじ

第1部 天使の遺言
第1章 私のルーツと家族

大正生まれの両親 ──両親の出会い〜私の誕生まで
昔話の絵本のような母の故郷 ──囲炉裏と祖母の記憶
母が気にした私の背中の傷 ──紙の山から滑落
年の離れた兄姉たち ──大家族の末っ子として
不器用だけど根はやさしかった父 ──長女が帰宅するまでタヌキ寝入り
転居7回、転校4回 ──創造主と初めて遭遇
人生を変えた交通事故 ──将来の夢の模索が始まる
巫女さんの仕事での不快な体験 ──社会の差別・偏見

第2章 漫画家と夢日記
漫画研究会に入会 ──漫画家を目指すことを決意
アシスタントとして修業 ──漫画の基本を学ぶ
個性的なアシスタント仲間 ──漫画ブームの到来
デビューのきっかけは突然に ──初めての一人暮らし
Queenをきっかけにロックに目覚める ──夢からのメッセージ
「夢日記」をつけ始める ──自分自身の心理分析のため
不思議なボート事故 ──二度目の転換期

第3章 苦しみからの気づきと学び
夢に出てきたサティア・サイババ ──インドへ会いに行く
考えを改めて生きるということ ──インドでの気づき
真実を伝えていく役割 ──移動可能なモバイル通話
「神」とは何か ──私が映像で見たメッセージ
さまざまな魂のルーツ ──天使の生まれ変わり?
ボランティア団体への参加 ──無理せず、できることを
ボランティアとの関わりに学びがある ──役に立った育児体験
正式なボランティアスタッフに ──自分らしく生きる決意
神に答えを求める女性との旅 ──天河神社へ
初めて龍神様を体感 ──龍泉寺
経験したことすべてに意味がある ──偶然はない、すべては必然
最悪の夢予知(メッセージ)が現実に ──私の葬儀の夢

第4章 『私が見た未来』の真実
「津波の夢」の詳細 ──夢日記をもとに
年月だけが大きくはっきりと ──運命を変えた『私が見た未来』のイラスト
漫画家引退 ──その後
「たつき諒」のなりすましが現れる ──虚言連発し、世間を煽る
広告をきっかけに、名乗り出る ──「完全版」出版の裏側
ニセ情報を払拭するため、マスコミに出演 ──預言者扱いをされる
防災意識を高める ──災害は忘れた頃に必ず来る
大災難後の日本はどうなるのか ──見えたのは正反対の二つの世界
「見えること」より大事なこと ──自分が納得できるかどうか

第2部 竜樹 諒 作品集
「ハローレディー」
「夏休みが来るまえに……」

以上、刊行が待たれる竜樹諒(たつき諒)最新作『天使の遺言』のご案内でした。
ぜひ、お近くの書店、ネット書店でお買い求めください!

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