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悪霊の棲む日々

西村寿行 (にしむらじゅこう)

ハード・バイオレンスの巨匠西村寿行の幻の
傑作がいま甦る!

殺人犯として警察に追われる身の多門辰也は、能登への逃避行のバスのなかで青年とも中年ともつかぬ奇妙な男に出会う。そのバスが転覆──幻術の世界と現実の世界の境目への転落であった。急死した奇妙な男は実は十歳以上も若返っていたのだ。男にいわれるまま美しい人妻つきの快楽ルートに踏み込んだ多門は、鼠と蛙のあいの子が生息する悪霊の棲む島に誘われる。そこは夢魔の世界。死線を彷徨いながらも島を脱出した多門の謎解きと復讐の闘いが始まる。山田正紀氏巻末解説付。

定価:1,760円 (本体 1,600円)

判型:四六並

ページ数:332

発刊日:2005/07/15

ISBN:4-286-00198-9

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > サスペンス

著者プロフィール

1930年(昭和5年)、高松市生まれ。旧制中学を卒業後、様々な職業を経て、『犬鷲』で第35回オール読物新人賞佳作入選(1969年・昭和44年)。1973年、処女長編『瀬戸内殺人海流』を刊行して作家デビューとなる。『安楽死』等の社会派推理の後、『君よ憤怒の河を渉れ』で冒険サスペンスの新境地を拓き、『化石の荒野』『犬笛』『往きてまた還らず』を立て続けに発表。『牙城を撃て』『わが魂、久遠の闇に』『闇に潜みしは誰ぞ』等の暴力や性を人間の根源的な衝動として捉え、“ヴァイオレンス小説”と称された。その激しい描写力と物語の疾走感、残虐性、迫真性で大衆小説として、絶大な人気を獲得した。

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