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小春日和

谷本美彌子 (たにもとみやこ)

実母、育ての母、娘──三人の母子愛を
描く表題作等、3編を収録した秀作短編集。

育ての母親(ママ)と生みの母親(母)、共に75歳。実の父が亡くなった後、3人兄弟の中でただ一人、14歳で養子に出された私は、ある日初めて二人の母親と一緒に食事に出かけた。和やかな雰囲気ながらも、それぞれの思惑と言葉の駆け引きが繰り広げられ、やがて母と私の心の過去が炙り出されていく……。父の事故死に責任を感じている私、夫が命がけで救った娘を一家心中によって殺そうとした母の罪悪感。ママと母──同世代でありながらまったく異なる二人の女性の人生を絡ませ、人間心理に対する深い洞察をペーソスあふれる筆致で描いた表題作(やまなし文学賞佳作作品)他、2編を収録した秀作短編集。

定価:1,320円 (本体 1,200円)

判型:四六並

ページ数:148

発刊日:2003/11/15

増刷情報:2刷

ISBN:4-8355-6509-6

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

1951年、東京に生まれる。比治山女子短期大学美術科卒業日本児童文芸家協会会員。共石創作童話コンクール最優秀賞「とうめいパパ」、毎日新聞社〈小さな童話〉大賞優秀賞「父さんの海」他、幼年童話、児童文学、児童劇脚本を主に創作。既刊には『読んでおきたい6年生の読みもの』(学校図書)に短編「アフリカの角」。本書の作品「小春日和」は、やまなし文学賞佳作、「夢の途中」「三十三回忌」は中国新聞新人登壇にて三席。現在、児童と社会問題をテーマに創作。バングラディシュ児童教育支援「さくら基金」代表。

メディア情報

  • 新聞

    2007年01月27日

    「中国新聞」で紹介されました。

  • 新聞

    2007年01月27日

    「山梨日日新聞」で紹介されました。

  • 新聞

    2007年01月24日

    「産経新聞」で紹介されました。

  • 専門誌(紙)

    2007年01月22日

    「文化通信」で紹介されました。

  • 新聞

    2007年01月18日

    「読売新聞」で紹介されました。

映像化情報

  • タイトル:

    第24回ATP賞テレビグランプリ2007 ドラマ部門優秀賞作品 第6回文芸社新春ドラマスペシャル
    『母とママと、私。 ―10年目の再会―』

  • 放映日:

    2007年1月28日(テレビ朝日系全国24局ネット)

  • 出演:

    岸惠子、夏川結衣、吉行和子 ほか

  • 内容:

    『ふたりの母親のあいだで揺れ動く娘の心』
    長年ため込んできた思いを静かにぶつけ合う、養子に出た娘(夏川結衣)と実の母親(岸惠子)。二人を待ち受ける育ての母(吉行和子)。わだかまり、絡み合う彼女たちの過去と現在(いま)は、果たしてほどけるのだろうか──。舞台は“日本のエーゲ海”と言われる、瀬戸内海に面した牛窓という町。島々を臨みヨットやヨットやクルーザーが浮かぶ美しい海、山に広がるオリーブ畑をバックに、岡山オールロケでお送りします。岸惠子さんは数回の受賞歴を誇るエッセイの名手でもあります。ちなみにノーベル賞作家の川端康成立会いのもとフランスで挙式をあげた過去も。また吉行和子さんは吉行エイスケを父、吉行淳之介を兄に持ち、みずからもエッセイを書き、俳人でもあるという才媛。文学の香り漂う2人の大女優の娘を演じる夏川結衣さんは「アカシアの道」での日本映画批評家大賞・主演女優賞をはじめ数々の実績を持つ実力派。錚々たる女優陣を擁した本作を、NHKで「おしん」「たけしくん、ハイ!」「はね駒」などを手がけた人間ドラマの名匠、小林由紀子さんが今年もプロデュース。

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