イデアと物のあはれ

荒川善廣 (あらかわよしひろ)

日本文明の源泉と特徴をホワイトヘッドの有機体の
哲学に基づき明らかにしようとした試み。

著者はホワイトヘッドの研究者。本書で、有機体的世界観に基づいて西洋哲学における人間中心主義的な思考を批判し続けたホワイトヘッドの思想と非論理的で情的な世界観を持つ日本文化との共通性を浮かび上がらせようとした。そして、小林秀雄が『本居宣長』で述べた物のあはれ論はプラトンのイデア論と双璧をなす、哲学上の大原理であり、日本文明の創造原理であると結論付けた哲学論考。

希望小売価格:1,320円 (本体 1,200円)

書籍タイプ:PODペーパーバック版

ページ数:122

発売日:2017/03/01

ジャンル:哲学・心理学・宗教 > 哲学

著者プロフィール

1954年小樽市生まれ。
上智大学文学部卒業。
上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学。
現在、天理大学人間学部教授。
哲学博士。

■著書
『生成と場所−ホワイトヘッド哲学研究』(行路社)
『過程哲学と神』(近代文藝社)
『「元の理」の神学』(善本社)
『ブーバーを学ぶ人のために』(共著、世界思想社)など。

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