人は何故、人を殺すのか

若者らの罪悪感、反省心のない「器物破壊化」殺人の実態と背景を探る

田代則春 (たしろのりはる)

少年犯罪にみる器物破壊化殺人について
元検事で弁護士の立場から緊急提言!

(社)日本図書館協会選定図書

最近の子供・少年による殺人事件は、これまでの殺人事件と異なり「無機物化」している。神戸須磨児童連続殺傷事件、長崎幼稚園児誘拐殺害事件、佐世保小六女児同級生殺害事件、大阪教育大学附属池田小学校事件、寝屋川小学校教職員殺傷事件……「動機」はみられず、ためらいなし・罪悪感なし・反省心なしの、「人」を単なる物体とみる「器物破壊化」殺人──元検事で弁護士の立場から一連の事件を検証し、その予測と対策を提言する。

定価:1,650円 (本体 1,500円)

判型:四六上

ページ数:272

発刊日:2006/10/31

ISBN:4-286-02007-X

ジャンル:社会・ビジネス > 社会 > 社会

著者プロフィール

昭和6年8月23日、長崎県島原市生まれ。
昭和29年 中央大学法学部卒業。同年司法試験合格。
約30年間検事、現在、第二東京弁護士会所属(主に民事)。
昭和35年 奈良地方検察庁在任中、少年法改正を視野に、世界主要各国青少年法の底に流れるもの等を研究。
昭和35年 わが国で初めて家庭裁判所の少年審判に検事として立会。
昭和42年 NHK総合テレビで、裁判所との間で少年法改正の是非が論議された際、法務・検察代表として出演。
昭和49年 NHK教育テレビで、笑福亭鶴塀の司会で「18才とはどのような年齢か」の放映があった折、学識経験者として赤井秀和らと共演。
昭和50年 内閣総理大臣官房参事官兼青少年対策本部参事官。
昭和51年 世界青年(11か国)意識調査、連帯感調査等を担当。
昭和52年 青少年問題の視察。世界10か国を歴訪。各国青少年問題関係者と対策等についての意見交換・協議。
昭和64年 ケンシントン大学(アメリカ)客員教授。

■著書
『若者人格者』『父と母への赤信号』(改訂版での共著)
『刑事訴訟法講義』(信山社)
『人間関係と生き甲斐』(信山社)
『過激派の理論と実際』(立花書房)その他。

■論文
『少年検察運用上の諸問題』
『青少年の年齢区分』他多数。

メディア情報

  • 新聞

    2006年11月12日

    「奈良新聞」で紹介されました。

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