届かなかったラヴレター小説版 優しい引力
9年前に言えなかった一言。
切なさと愛しさが交錯するラブストーリー。
(社)日本図書館協会選定図書
30歳を目の前に恋も仕事も結婚も中途半端な潤子。9年前の大学時代、思いを告げられず、わけあって離れてしまった大切な人が忘れられず、気がつけば、その面影ばかりを辿っていた…。「会えなかった九年間は私があなたをもう一度、しっかり好きになるための猶予だったと思うことにしたの」(本文より)。見栄を張ることをやめ、自分の気持ちに素直に向きあった女性の9年越しの思いは届くのか? ──多くの読者の涙を誘ったシリーズから生まれた、青春ラブストーリー。