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愛を求めて
川端マコ
夫と娘を見送り、深い喪失の中にいたマコは、娘がつないだタカさんとの出会いを支えに、少しずつ歩き出す。北海道、奄美大島、立山、九州への旅、御杖村での日々、娘の碑づくり、追突事故の試練。すれ違いや不安も抱えながら、人とのつながりに励まされ、喪失を抱えたまま笑い、悩み、感謝し、絵を描き、歌い、旅を重ねながら、第二の人生を見つめ直していく愛の自伝。
ISBN:978-4-286-27631-1
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/28

長者山と私
安藤まりこ
「その山は、いつも私のそばにあり、私を見守ってくれていた」青森・八戸の小さな山「長者山」。えんぶり、八戸三社大祭、騎馬打毬──豊かな民俗文化が息づくその中腹で、ひとりの少女は育った。家族の歴史、戦争の影。井戸水、銭湯、子どもたちの遊び。父母や妹、助け合いながら暮らした近所の人々。人と人が近かった時代のぬくもりと、過ぎ去った時間の切なさを静かに描く回想録。
ISBN:978-4-286-27739-4
定価:550円 (本体 500円)
発刊日:2026/07/15

一期一会
黒田悟史
小学時代のいじめを機に不登校となり、中学では保健室登校を支えに日々を重ねた著者。高校・大学への進学、ひきこもりがちな生活、精神疾患との向き合い方、就労移行支援からA型就労、一般就労へと進む歩みを、家族や先生、周囲の人々とのご縁への感謝とともに振り返る。不安や葛藤の中で得た出会いを、日記や自作の詩への思いも交え、自身の言葉で丁寧に綴った自伝。
ISBN:978-4-286-27717-2
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

カッサンドラーの罪
春山大樹
ある村で始まる、予言と疑惑の物語。山奥の閉ざされた村で起きた、連続少女失踪事件。事件を解決するために招かれた占い師、霧生雨羅は、少女達は誘拐され、既に殺されていると予言する。そして予言通りに少女達の遺体は発見されてゆく。彼女は犯人か、それとも本物の予言者か──。事件を捜査する惣万華乃が辿り着いた雨羅の正体と驚愕の真実とは──。
ISBN:978-4-286-27811-7
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/07/15

侘助
八代勝也
山で発見された女性の変死体。所持していたメモに書かれていたのは、ある男の電話番号と「現行犯逮捕」の文字。呼び出されたのは、定年後を生きる男・富樫陽二。以前に彼は女と密やかな関係を持っていた。しかし彼は、その死に関与していない。それでも消えないのは、「自分は無関係だったのか」という問い。過去と記憶に揺れる、静かな心理ドラマの小説。
ISBN:978-4-286-27763-9
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2026/07/15

美幸のリニアな結婚
尾崎泰至
傷つくかもしれない。でも、後悔はしたくない。その勇気を出しての一歩が、恋と人生を動かす! 高校卒業後の夏。久保美幸は、坂本雅人に想いを告げる。だが、雅人も美幸がずっと好きだったが今は交際相手がいるという。すれ違う想いと、遅すぎた告白──。それでも、忘れられない。もう一度踏み出すか、それとも諦めるか。美幸が選んだ答えとは。恋は素敵と思える小説。
ISBN:978-4-286-27789-9
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

カエルの恐竜─『ムー』
伊本漸
交通事故で意識を失った山田が目を覚ましたのは、生と死の狭間のような世界だった。そこでは“ムー”と呼ばれるカエルの恐竜が、人を“本当の死”へと導こうと襲いかかる。元の世界へ戻るためには、その恐竜の喉の牙を奪わなければならない──。仲間との出会い、命を賭けた戦い、そして託された「べっ甲のメダル」。帰還の先に待つのは、もう一つの謎だった。
ISBN:978-4-286-27787-5
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

稗田村で阿礼を振る男
中西楸
奈良の稗田環濠集落を訪れた「私」は、不思議な雰囲気をまとった人物と出会う。その人物とは、古事記の編纂に関わった、かの稗田阿礼こと忌部子首だった。子首に長年の疑問をぶつけた「私」は、『古事記』編纂にまつわる様々な人間模様と、その内容に仮託した忌部一族の想いを知ることとなる。日本の古代へのロマンを奔放に綴った、歴史幻想小説。
ISBN:978-4-286-27761-5
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

ノーカントリー
大山四季
時は室町、京都の片隅で生きる孤児の無名は、旅の法師の導きで、伯耆国(鳥取県西部)にて新たな生活を始める。無明と名を改めた少年は、やがて伯耆の領主の娘・美盗の小者となる。男勝りで裏表のない美盗に、無明は惹かれていくが、やがて浅野家は近郷の領主との争いに巻き込まれていく……。無情の世を漂白する少年が、他者との交わりを通じ、人間らしさを見いだす時代長編。
ISBN:978-4-286-27720-2
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/07/15

僕は看護師です
拝原しげる
看護師の仕事は、お一人、お一人の患者様の大切な一つしかない命を看て、護る、それを職業としています。だが十分な看護を行うには、圧倒的に時間が足りない、とほとんどの看護師の方が感じているのではないでしょうか。本書は、男性看護師の水野涼が、緩和ケア病棟へ転職し、指導を受けながら成長していく物語です。看護へのこだわりを持つ10年以上のキャリアがある女性しかいない病棟、体の痛みへの緩和だけではなく、心の痛み、すなわち死への恐怖、握りしめているものを手放せない執着心へのアプローチなど、看て護る、をチームで取り組んでいく、水野涼にとっての新しい世界。物語は、患者様の緩和ケアだけではなく、主人公の人生においてのアタッチメント、手放せなかった苦しみにも触れていく。 「男性看護師には難しいと思うよ」と言われた初日から果たして男性看護師水野涼は、どのような看て護る人へと成長していくのか。短編小説ですが、専門職の世界を知る物語にもなっております。
ISBN:978-4-286-27762-2
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2026/07/15