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目から鱗の日本古代史
横地実
「欠史八代の実在を否定するだけなら極めて安易なことである。しかし伝承として記録されてきたものを、創作、作り話とするのなら、なぜそのように創作したのかをも明確に説明されなければならない。それが本来の科学的な学問の意義ではないだろうか」。研究のあるべき姿までも説くことにつながっており、一般の読み手はもちろん、専門の研究者にもぜひ読んでもらいたい論考。
ISBN:978-4-286-25930-7
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2024/12/15
電子版あり
祇園精舎探しのはてに
園日暮
そうだ。祇園精舎に、それぞれに願いをかけたお釈迦様の仏像をもって、参拝に行こう──カンボジアの世界遺産、アンコールワットの石柱に残された墨書き! どんな出来事が400年前にあったのか。肥前の森本右近太夫一房は、なぜ命を懸けて海を渡ったのか? 彼の生きた時代を検証し、著者が描いたイラストとともに、その思いと足跡をたどる一冊!
ISBN:978-4-286-25334-3
定価:1,760円 (本体 1,600円)
発刊日:2024/11/15
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冷戦終結からウクライナ戦争へ
岡田実
30年余り前、北海道新聞の特派員としてウィーンに駐在した私はドイツ統一からユーゴ紛争を経てソ連崩壊にいたる歴史的な出来事を取材した。当初これらの事象を軸に欧州のその後の変化を記述するつもりだったが、ウクライナ戦争が勃発し、内容を大幅に変えざるを得なくなった。なぜなら冷戦終結後のNATO東方拡大がなければ、ウクライナ戦争は起きなかった可能性が高いと考えるからだ。
ISBN:978-4-286-22101-4
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2024/10/15
電子版あり
ジャコバイトとボニー・プリンス
鈴木俊一
私たちが「イギリス」と呼んでいる国は、実は四つのカントリーから成り立っているのを知っている人は意外に少なくありません。本著は、その中の一つスコットランドが合同される前後で、中世・西欧の国々と複雑に絡み合い、重要な役割を果たした「ジャコバイト」の存在に視点を当てました。チャールズ王子とジャコバイトの物語をお楽しみください。
ISBN:978-4-286-25504-0
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2024/08/15
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日本への原爆投下とヘンリー・スティムソンの苦悩
著者:シーン・L・マロイ/訳者:金谷俊則
本書は1945年8月に核兵器が初めて使用された出来事を頂点とする、外交、軍事、政治、科学技術が重なり合って進展した経緯について新たな視点を論じるため、伝記というレンズを使って、ヘンリー・スティムソンという一人の人物と原爆との複雑なかかわりをあらためて捉えなおし、世界史のなかでもっとも重要なこの出来事に対する問いかけに新たな道を切り開こうとしてみたものである。
ISBN:978-4-286-25254-4
定価:1,980円 (本体 1,800円)
発刊日:2024/08/15
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島原リバティ
タケチオサム
1637年、九州の島原と天草で起こった島原・天草一揆を描く。圧政と禁教に抗い、信仰の力を胸に百姓たちが立ち上がる。徳川幕府の厳しい弾圧を背景に、壮絶な戦いと人間ドラマが展開される。物語は歴史の考証を元にしたフィクションであり、禁教の時代に生きた人々の葛藤と勇気、そして希望が詰まった一冊となっている。信仰の力が描かれる歴史小説ファン必見の作品。
ISBN:978-4-286-25415-9
定価:990円 (本体 900円)
発刊日:2024/07/15
電子版あり
最初に倭国があった
星幸三
果たして古代史最大のミステリーとなっているあの国が存在していたのは、九州なのか? 畿内なのか? いまだになかなか決着がつかないあの〈論争〉に、終止符を打つかもしれない渾身の意欲作!! かつて日本に存在した〈古代国家〉の真実を、文献学、考古学、地質学などあらゆる視点で学術的に再検証。そして導かれたその結論は、「倭はヤマトにあらず──」。
ISBN:978-4-286-24985-8
定価:1,760円 (本体 1,600円)
発刊日:2024/05/15
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愛知県のお城・館一覧
横山明弘
1600をゆうに超える愛知県内のお城や館を、自治体ごとに完全網羅した歴史探訪ガイドブック。その多くは室町から戦国時代にかけて造られたものだが、古いものでは縄文・弥生時代のものも確認されている。編著者が実際に訪ね撮影した膨大な写真とともに、「幻の信長那古野城」「泊まれる城跡不相城」などのエッセイも収録。“電話帳”のように使える五十音順の【索引】付!
ISBN:978-4-286-24663-5
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2024/04/15
電子版あり
古代播磨小田原村日和(ひより)の考察
日和貞憲
古代の郷土がわかる『播磨国風土記』/中世の大河内荘と播磨小田原/播磨の小田原村小字日和集落と日和姓/石見国(島根県)の日和……神話と自然の国、「播磨国」の歴史から浮かび上がる、「播磨」の成り立ちと「日和」のルーツを辿った一冊。膨大な数の資料を丹念に調べ上げ、纏めた、「故きを温ねて新しきを知る」ための意欲作です。地元の歴史を勉強したい人に大いに役立つでしょう。
ISBN:978-4-286-25135-6
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2024/04/15
電子版あり
現代語訳 従軍日録
著者:川合梅所/訳註者:山崎浩
「私の足はひどく痛む。やっと村に着くころにはよろよろとしてもう耐えられない。食事をして困睡した。皆のいびきの音が雷のようだ。その疲れ、推して知るべきだ」(本文より抜粋)。紀州藩の藩校である学習館の督学(校長)で、漢学者の川合梅所による天誅組追討の従軍生活を記録した「従軍日録」を、現代文に直し、詳細な註釈で読みやすくまとめた。
ISBN:978-4-286-30083-2
定価:1,430円 (本体 1,300円)
発刊日:2024/03/15