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電子版あり
フォト短歌集 ならやま
寺嶋りくお
「ひと去りて秋の夜長を談山に鬼の出で来て談ふ如し」「そよ風に枝垂桜はたをやめの花簪の如く揺れをり」……鋭いカメラアイで捉えた写真と、五感を解放した伸びやかな抒情歌。日本の原風景や伝統的美意識をふんだんに盛り込んだ、90作品の「旅物語」。誰もが心の中に大事にしまっている、忘れられない美しき思い出を、やさしく再生してくれる一冊です。
ISBN:978-4-286-25735-8
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2024/10/15
電子版あり
歌集 ふりかえる時間たち
中窪利周
日常を三十一文字で記していくことは、自分だけの時間をそこに残していくことでもあり、明日という前を向くことにつながる。誰にも同じように与えられた時間でありながら、自分が自分を確認していく作業が日々の彩りに違いを生む。そして、ふりかえったときに、どれほど豊かな時間を過してきたのかを確認できる。画像全盛の時代に「ことば」で日々を記すことの意味を味わえる歌集。
ISBN:978-4-286-25620-7
定価:1,430円 (本体 1,300円)
発刊日:2024/10/15
電子版あり
詩集 いつまでも
苗田英彦
「君よ 本当に 心からありがとう」日常のさりげないこと、心や感情の揺れ動き、そして君と僕のこと。愛情あふれる言の葉が綴られている、想いがあふれる詩集。「僕達の未来には 様々な試練が 待ち受けているかもしれない 十年後 二十年後 三十年後 君と僕は 生きているだろうか できることなら 素敵な老夫婦になれるよう 奇麗なままで 夢を持ち続けていきたい」(本文より)
ISBN:978-4-286-25753-2
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/09/15
電子版あり
うつしみ
元田裕代
「あかあかとのぼる初日を夜勤明けの白衣のままに佇みて見つ 」…人生の年輪を重ね、看護師として長い経験を積んできた著者が、自身の家族の“いのち”を真摯に見つめる。その眼差しには、哀しみと達観が溶け合うように存在していて──家族との別れを詠んだ「義妹」、「五月のいのち」のほか、「過ぎゆき」「日常 令和」など、季節と共に営む生活の中で詠んだ短歌を集成した一冊。
ISBN:978-4-286-25657-3
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/09/15
電子版あり
ばあばが小さな女の子だった時のこと
黒川金子
「『ぜいたくは敵だ 欲しがりません 勝つまでは』/欲しがりませんなんていったって/欲しいものなんてありゃしない/この世の中から消えていた」(「まだまだ続く戦争中」より)「日本は負けた/神風信じてた私たち子どもは/どうして吹いてくれなかったの?/馬鹿な話なのに……/あちらこちらに 父も母も/祖父も祖母も お隣りのお父さんたちも/泣き声が続いていた」(「終戦」より)
ISBN:978-4-286-25462-3
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2024/07/15
電子版あり
咲くらめぐる
はるかるは
時を占い、ビューティーキャリアを唱える地球人“はるかるは”による不思議で珠玉なエッセイポエム。「目に見えるモノと、目に見えないモノを大切に思いながら、自分らしく、気づきのある日々を過ごしましょう──」、「記憶に残るのは私にとって必要な意味があるから。忘れることは、今の自分に必要ないから──」など、読めばあなたの人生も、ゆるやかで幸せな気分になる!?
ISBN:978-4-286-24960-5
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/07/15
電子版あり
お便り
素味香
「君に手紙を書こう/まだ何も知らず/わがままで/夢見がちだった君が/外の世界へと足を踏み出しかねて/じたばたとあがいていた/あの頃の君に」(「君に手紙を」より)──優しいそよ風か、吹きわたる強風か、はたまた大嵐か…さまざまな人々の人生模様に、風は問いかける。「あなたは あなたの心の主人ですか?」と。“風”からのメッセージ10編を、挿絵入りの特別な一冊に。
ISBN:978-4-286-25359-6
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2024/06/15
電子版あり
精霊のうわさ話
新原由美子
「疲れた足取りが整って、/道に足音が響いていく。/──敵などいないのだ/ここが何処であれ」(「大団円」より)──人間の本性は「融和」と「闘い」。人は人を愛すことを知りながらも同族で理由付けをして闘い合うという歴史を繰り返してきた・・・・・・。この事実、また人という存在に関して、沢山の視点を交えて多角的に描いた渾身の散文詩集。
ISBN:978-4-286-24977-3
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/05/15
電子版あり
自分
月田小雪
死は目論んでいるのだ/……何を?/死が、何を目論んでいるというのだ?/その礼儀も知らぬ愚かしい口で言ってみろ!/私は知り過ぎている/そして/知り過ぎた人間というものは/いつの世も愚かだ/しかし/私は滑稽な己を愛している/(「何故」より)……繰り返される哲学的な自問自答、タナトスの誘惑。著者ならではの選択眼で厳選した言葉たちが、読者を唯一無二の世界へといざなう詩集。
ISBN:978-4-286-25200-1
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2024/04/15
電子版あり
一歩一歩
川島幸子
被爆は免れたが、心の中のわが街・長崎への思いを「長崎平和宣言」などと共に記した「わが長崎」。「うつ」を患い長く闘病したが、茨木のり子の詩と出逢って徐々に治まっていった。その詩を3篇掲載する「茨木のり子と私─うつの苦しみ、脱却そして悟り」。長く続けている俳句も自身の人生を表現したものであるとして約180句を選出した「つれづれに─私の俳句」。以上の3部構成。
ISBN:978-4-286-25238-4
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2024/04/15