自分仕舞
半端に生きて九十年
良いも悪いも、取り方次第。
戦中に生まれ、戦後の混乱を生き抜いてきた女性の半生記。
小学校入学は太平洋戦争勃発の昭和16年。そして敗戦。戦後は、混乱の中大変な就職難だった。運よく就職でき、前途洋々とした軽い気持ちでした結婚は修羅場であった。持って行き場のない気持ちを救ってくれたのは、友人知人の心からの労り。ありがたかった。だから1世紀近く生き延びてのお節介はせめてもの感謝の気持ちである。そんな人生に後悔はしていないという女性の半生記。