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書籍詳細：ガラス細工のショパン

ガラス細工のショパン

息子にも母にも、そして父にも想うひとがいる。
家族を想い、この国を想う人々の物語。

すずが健一郎から戦場の話を聞いたのはこれが初めてだった。「そして覚悟を決めた時、声が聞こえたんです。とにかく走れ、日本に帰る為に走れと。その声はすずさん、あなたの声でした。その時はっきり気づいたんです、自分の本当の気持ちを。もう一度あなたに会いたい、いやあなたに会う為に必ず日本に帰るのだと」「西崎様」健一郎の言葉にすずはそれ以上かける言葉が見つからなかった。

定価：1,540円 (本体 1,400円)

判型：四六並

ページ数：228

発刊日：2025/08/15

ISBN：978-4-286-26777-7

ジャンル：小説・エッセイ > 小説 > 恋愛

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ、現在も在住。
投資家、経営者。
1989年「峯川商事コンサルタント株式会社」を27歳で設立。
会社を経営する傍ら、執筆活動も行う。
小説は本作が3作目。
前作『館山の華』（2022年8月、文芸社刊）は四編からなる短編集、そして前々作『藍よりも碧く』（2020年7月、文芸社刊）は長編の小説である。
また2013年出版の『みんなが目指すコップ族みんなが知らない蛇口族』（2013年6月、文芸社刊）は学歴や資格の意義を問いながら、お金に対しての考え方を紹介する解説本である。
法政大学経済学部卒業。
米国ノースイーストミズーリ州立大学に留学経験有り。
趣味は写真、釣り、ダンス、競馬、車と多彩であり、自身蛇口族としての生活を満喫している。

※この情報は、2025年8月時点のものです。