詩集 『従心』・随筆集 『バルセロナ』
未来を見据える筆者の現在地を捉えた詩集。
熟し切る前の若き日々を描いた随筆集も併録。
七十年の歩みと若き日の旅路が等身大の言葉で綴られ、記憶のアルバムのように広がる。失恋や家族への思慕、警備員としての日々、最愛の妻との静かな幸福が抒情豊かに息づき、人生を受け入れてきた著者のまなざしが深い余韻を残す。旅路のロマンスも胸に響き、過ぎゆく時間の尊さを思い起こさせる。静かな勇気と再生の光が行間に宿り、読む者の心を長く温める滋味深い一冊。







