消防人生いろいろ
放水できなかった消防士
消防署の人事課、指令課、救急の道を歩んだ半生記。
消防士のリアルな人生が伝わる。
35年以上数々の消防署に勤務し、人事課、指令課、救急部門とさまざまな分野で災害への対処に尽力してきた著者の半生記。自らを「放水しない消防員」と表し、「119番」の仕事、役割、変化を紹介する。早食いになり、トイレ内ではペーパーを常に握っているという忙しさもリアルだ。「知識及び技術を向上させることで、より質の高い市民サービスが提供できる」と後進への助言も温かい。