すゞらんの街から
─佐瀬子駿句集─
北海道に暮らし『ホトトギス』に多くの句を刻み
虚子にも認められた佐瀬子駿の句集。
明治から昭和にかけ、北海道を拠点に生きた佐瀬子駿は俳句雑誌『ホトトギス』の最古参作家の一人。献身的な努力を惜しまず互選会を設立するなど、北海道における俳句の錬磨にも力を注いだ。本書は子駿の孫が編集。「橇馬の脚の太さや踏ん張れる」【高浜虚子選】「鳴子曳き了えてまろうどに對しけり」【石井露月選】など、名だたる俳人に選句された二百六十九句を『ホトトギス』から抜粋して収録。







