想い出のアルバム
「昭和の愉快さ」という言葉を使い、
この時代への哲学的な考察をも内包した自伝的小説。
昭和の時代には、苦境を苦境としない底力のようなものと、温もりがあった。「愉快さ」は、生き抜くための知恵に宿るものなのかもしれない。「宝石を手に入れれば、また違う輝きのものが欲しくなる。欲望が、眠っていた欲望を覚ます」宝くじ当選という経験から人間の欲望は天井知らずだと悟った。受け売りではなく、自身の半生を基に哲学的に表現した価値ある物語。







