僕は看護師です
緩和ケア病棟で働く男性看護師を主人公に、
終末医療の最前線と家族の絆を描いた物語。
看護師の仕事は、お一人、お一人の患者様の大切な一つしかない命を看て、護る、それを職業としています。だが十分な看護を行うには、圧倒的に時間が足りない、とほとんどの看護師の方が感じているのではないでしょうか。本書は、男性看護師の水野涼が、緩和ケア病棟へ転職し、指導を受けながら成長していく物語です。看護へのこだわりを持つ10年以上のキャリアがある女性しかいない病棟、体の痛みへの緩和だけではなく、心の痛み、すなわち死への恐怖、握りしめているものを手放せない執着心へのアプローチなど、看て護る、をチームで取り組んでいく、水野涼にとっての新しい世界。物語は、患者様の緩和ケアだけではなく、主人公の人生においてのアタッチメント、手放せなかった苦しみにも触れていく。 「男性看護師には難しいと思うよ」と言われた初日から果たして男性看護師水野涼は、どのような看て護る人へと成長していくのか。短編小説ですが、専門職の世界を知る物語にもなっております。








