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戻らぬ砂時計

戻せば永遠に

杜幸多 (もりこうた)

ガラス瓶のくびれを目掛け、砂が音もなく渦を巻いて落ちていく……
三十三の澄んだ掌編。

「自分で道を選んでいるようで、そうでもない。誰が私を導いているのかもわからない。しかしこの先の行き着く先はどこだろう。わかっていることは、列車はいずれ止まるということだ。永遠に止まる。が、まだ当分動くだろうと。それでいいではないか。無限機関などこの世には存在しないのだから。列車の旅を楽しめば良いと思う」(本文より)。倒壊のあと、ある男に訪れた人生の深く静かな間奏曲。

定価:1,320円 (本体 1,200円)

判型:四六並

ページ数:176

発刊日:2026/07/15

ISBN:978-4-286-27775-2

ジャンル:小説・エッセイ > エッセイ > 日常

著者プロフィール

1963年8月、香川県生まれ。
山梨県北杜市在住。
広島や欧州での生活を交え、半世紀以上を過ごした横浜から、病を機に南アルプスを望む八ヶ岳山麓の高原へ移住。
「目の前に立つ険しい甲斐駒は、時に厳しく時に眩しく少し優しく、そのルンゼを光らせる。四季折々に違う表情を見せるブナの森は透明な風に揺れ、私もその風にたゆたい森に溶ける。広い夜空に広がる星々は、いつも私の羅針盤だ」
“風の作家”“高原のエッセイスト”を名乗り、過ぎし日々とまだ見ぬ明日のあいだで、確かなものを探し続けている。

※この情報は、2026年7月時点のものです。

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