巣鴨から帰郷十年後の手紙
捕虜収容所長は立派な武人で紳士だった──。
元英国人捕虜、戦後十年の証言。
私の捕虜収容所長は立派な武人で紳士だ──。1959年、島根新聞に掲載された記事、それは巣鴨刑務所に収監された戦犯、元捕虜収容所長・大廻皐への元捕虜の英国人・ファールブローザー氏からの手紙を紹介するものだった。釈放後、「戦犯」として汚名を浴びながら、故郷、来待でひっそりと暮らしていた彼に届いた手紙とは? 戦前の日本人の精神風土を体現した彼の生き様を描く小説。








