本を出版するなら──文芸社「出版」のこと、気軽にご相談ください。
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「草思社文芸社大賞」として再始動した草思社・文芸社による2社共同企画。
前回の大賞受賞作『三島由紀夫という迷宮 〈英雄〉になりたかった人』は刊行目前!
本年もたくさんのご応募をお待ちしております!
「草思社文芸社大賞」は、2016年の文芸社創立20周年を記念して産声をあげた『草思社・文芸社W出版賞』を前身とする文芸賞です。応募対象をメモワールやノンフィクションにしぼり、作者自身の体験に基づく「回想録」「自叙伝」「手記」「論考」「自伝的小説」を募集。特異な体験、稀有な経験のなかから得られたリアリティの宿る作品をお待ちしております。新書のように、専門領域や時事的な題材を一般読者向けに書いた教養書も歓迎いたします。大賞受賞作は、草思社ないしは文芸社から全国出版されるほか、受賞作には副賞として賞金60万円が贈られます。
文芸社より書籍化・全国出版/副賞として賞金60万円
『ジミー・カーターという奇跡
愛の種を蒔いた人』
アメリカの第39代大統領ジミー・カーター氏の100年の人生を丁寧に辿り、政治家としてよりも、その人間性に焦点を当てた作品です。時に「弱腰外交」と批判されたカーター氏ですが、生い立ちや家庭環境に由来する徹底した人命尊重と和平の観点から氏の事績を捉え直した点は刮目すべきで、ありがちな評伝に陥ることなく、カーター氏への深い敬愛に満ちたオマージュとして昇華させた点が異彩を放っています。カーター氏の大統領時代を知らない世代が多くなっている中、現在の国際情勢を照らす鑑として、ああ、半世紀前のアメリカでは、このような人物が大統領に選ばれていたのだな、という感慨を深くします。
賞金5万円
『エディター
「少年マガジン」から
「交換様式」論まで』
長年、学術書の編集に携わり、多くの碩学たちと仕事をしてきた著者による読み応えのある回想記でした。動物行動学者、日本語学者、歴史家、イスラーム学者など、幅広いジャンルの「知の巨人」たちと本づくりをした過程が臨場感あふれる筆致で描かれていて、「あの本が出る前に、こんなやりとりがあったのか!」と驚いたり、「こういう状況になると、編集者はつらいな」と同情したり、どの章も興趣の尽きない内容でした。往年の出版文化を知るうえでも貴重な記録です。
賞金5万円
『宙わたる夢 ─信じれば夢は叶う─』
幼少期から宇宙への憧れを抱き、高校教員となった私と、天文部の生徒たちとの活動を軸にしたノンフィクションです。赴任した高校で天文部を立ち上げ、宇宙に関心のある生徒たちと協力して天体望遠鏡を手作りしたり、学会発表に向けて英語を猛勉強し、学者たちと対等に語り合ったり、論文が権威ある科学雑誌に採用されたり、小惑星に高校の名前がつけられたり。成果を上げていく過程が丁寧に描かれています。後半、家庭の事情から故郷の高校に異動した私は、宇宙とは縁を切ろうとしますが、生徒から天文部を作ってほしいと懇願されます。定年まで5年。最後のプロジェクトに挑戦する過程は胸が熱くなります。