十七文字の灯
父が遺したのは、俳句という炎だった。
残された句と記憶から娘が描く、一つの精神史。
「頑固な父は、私たち家族に俳句について話をした記憶がない。俳句を作ることで頭がいっぱいだったのだろうと、私は思っている。このたび縁あって、父の俳句を元に家族の物語を書くことにした。祖父と父と私の三代にわたる文学の旅は、何とかゴールにたどり着きそうである」(本文より一部抜粋)。結核と向き合いながら教職を続け、俳句に心を託した父の生涯と、その灯を受け継ぐ娘の記録。








