ぽん太とこの葉の気紛れ歳時記
笑って、化かされて、また歩く。
江戸をめぐる夫婦の珍道中。人情と粋が息づく物語。
神田須田町に暮らす、ぐうたら亭主・ぽん太と、髪結いの女房・この葉。子を持てぬ寂しさや、暮らしの不安を抱えながらも、二人は江戸の名所を巡る旅へ出る。神田明神、飛鳥山、増上寺、御殿山──。花見、月見、茶屋に狐。笑いあり、化かし合いありの道中で、夫婦は少しずつ“生きる愉しみ”を取り戻していく。人情と江戸風俗が息づく、粋であたたかな歳時記物語。








