対岸の家族
家族も知らなかった、祖父の満洲引き揚げの記憶とは。
戦争を知らない“僕ら”の物語。
高校生の理央は、祖父が遺したLPをきっかけに、疎遠だった父方の祖父の家を訪ね、後妻の涼子と出会う。理央の大学と祖父の家が近かったことから二人は同居することになり、穏やかな日々の中で心を通わせていく。涼子と祖父をつないだもの、それは満洲からの引き揚げ体験だった。やがて断絶していた家族にも変化が見られるようになり……会うことのなかった「対岸」に立つ者同士の物語。








