それぞれの道
昔話、少年達の冒険など多岐にわたるテーマで綴る、
どこか懐かしい郷愁を誘う短編集。
かたつむりとなめくじのやりとりの『つゆの合間』、昔話をアレンジした『浦島太郎の話』、山里の生活が描写された『山の畑に散った花』と『牛車』、そして高校生たちの自転車旅を描く『旅はペダルを踏んで』。収録の5編が描き出す湿った土の匂いや潮風、笑いとほろ苦さが混ざった情景描写は、懐かしさと発見をもたらし、読む者の記憶をそっと揺さぶる。郷愁と冒険が同居する一冊。








