小説 巷談 「あんなこと こんなこと へんなこと」
戦後の大阪を舞台に、名もなき人々の喜び、悲しみ、
人生の機微を綴った連作“巷談”。
戦後の大阪。人々は貧しくとも助け合い、懸命に生きていた。職場で「ハムちゃん」と呼ばれ慕われた西岡公子も、その一人だった。しかし結婚後は夫に尽くし続けながら報われず、病に倒れ、その生涯を閉じる。やがて彼女の魂は「ハム聖観世音菩薩」となり、悩みや苦しみを抱える人々を救う存在へと生まれ変わる。昭和の大阪を舞台にした人情話、人生の教訓、笑いあり、涙あり、怪異あり──現代の巷談集。








