独ソ戦の始まりとその転換点
─1941年の軍事情勢を中心に─
1941年、独ソ戦におけるヒトラーの狙い、
そして当時の国際情勢の分析。
1941年6月22日、独ソ開戦。第3帝国は破局への道を歩み出した──。これはドイツのバルバロッサ作戦を皮切りに、1945年、ソ連がベルリンを制圧するまでの4年間、両国が総力を尽くした戦いである。本書では開戦からその翌年初頭までのヒトラーの目的と、さらに国際的な政治情勢と軍事情勢を有機的に結びつけることを試みた。これは、当時の国際情勢への影響を考えるとき、1941年の重要性を改めて提唱するものである。