ノモンハンは忘れられていなかった
六十七年後の今
決して風化させてはならない事実。
遺骨として残された日本兵達を追う。
(社)日本図書館協会選定図書
1939年に満州国軍・関東軍とモンゴル・ソ連の連合軍の間で軍事衝突が勃発し、18000人余の日本軍側の人的被害を生んだノモンハン事件。それら兵士の遺骨は今も戦場に残されたままである。2004年、日本政府はようやくその遺骨収集にふみきる。67年後の今、遺骨収集への旅へ出る元戦友たち…。国が起こした戦争で日本政府が本格的な収集に腰を上げた経緯、戦争という不条理に正面から向き合った過程と問題点を描くヒューマンドキュメント。