和算の道を切り拓いた男 和算の大家 関孝和の生涯──学問修業と仕官の道への記
謎に包まれた、後世、算聖と呼ばれる男の一代記、第2弾。
和算の礎を確立するが……。
「私たち武士は農民からあがる年貢で暮らし、自分では何もせず左団扇でのうのうとしているのだと少し気が引けた。……自分はしがない下級武士であるが、好きな算学を究め、それを世間に広め役立ちたいと思ったのである」(本文より)。駿府・松木家での学問修業が和算の礎を確立。謎に包まれた、後世、算聖と呼ばれる男の一代記、第2弾。いつかきっとこの国も算学が必要になってくる──